ジャニー喜多川さんの死去から一夜明けた10日、所属タレントらの惜しむ声が上がった。
「大変優しく僕にも接してくれた。エンターテインメントの世界では一番の方だと思うので、僕らはその精神を受け継いで明るく楽しくやっていく」。朝の情報番組「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)に、主演ドラマ「刑事7人」のPRで生出演した少年隊の東山紀之さんは、ジャニーさんへの思いを落ち着いた口調で語った。
ジャニーさんが常日頃使う言葉に「ショー・マスト・ゴー・オン(ショーは続けなければならない)」がある。東山さんは「この言葉に従って、これからもやっていくのが大事かなと思っている」「後輩たち含めて、みんな引き継いでいると思う」と述べた。
情報番組「ビビット」(TBS系)では、司会でTOKIOの国分太一さんが涙を流しながら「泣いてる姿を見たら怒ると思いますけど……。すいませんジャニーさん」と語った。
ジャニーさんと出会って31年になる国分さんは「ジャニーさんにはエンターテインメントのすばらしさ、そしてこの仕事の意欲、難しさ、たくさんのことを教えてもらいました」と感謝の言葉を述べた。この番組の司会を務めるべきか悩んだ際、「Youやっちゃいなよ」と言われたエピソードも紹介。「その言葉がずっと胸の中にあります。これはジャニーズ所属タレント全員が持っている言葉です」と語った。
かつて事務所に所属し、1980年代に「シブがき隊」のメンバーとして活躍した本木雅弘さんは追悼コメントを発表。「14才の終わり、『じゃあ来週からね』と、親愛の込もった笑顔で駅の改札まで見送っていただきました」と、デビュー前のジャニーさんとの思い出を振り返り、「帰路の電車の中で止まらなかった、あの大望に満ちた胸の高鳴りが自分の原点です」とつづった。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル